玄米食は育毛食

その昔、日本では脚気(かっけ)という病気が流行りました。

ウィキペディアによると、平安時代以降、天皇や貴族など上層階級を中心に脚気が発生したそうです。江戸時代には玄米より白米が好まれ、特に武士や町人に脚気が流行ったそうです。江戸は、特に白米がたくさん広まったせいか、一般の武士にも脚気が流行り、そしてそれは地方にも広がり、町人の階層にも脚気が流行ったそうです。

ところが江戸をはなれると快復にむかうこともあり、「江戸患い」とよばれたそうです。蕎麦や麦飯や小豆を食べると回復しやすく、夏は麦飯が食べられるようになったそうです。

今では脚気の原因は分かっており、ビタミンB1(チアミン)不足であることが解明され、脚気は激減しました。当時はビタミンB1を含まない精米白米や安価な移入米が増加したことが脚気を流行らせた原因だったのです。

現代では栄養価が高い玄米が見直され、今では一般家庭でも白米よりも玄米が好まれ始めています。逆に玄米が白米より高くなるという価格逆転をしているケースもあります。白米は確かに食べやすく美味しいのですが、満腹感も少ないため、炭水化物の過剰摂取により食べ過ぎてしまい太りやすくなる傾向があります。

太りやすくなると内臓脂肪の増加や血流不足により、頭部にも栄養を含んだ血液が届きにくくなります。玄米はそれだけでおかずがいらない、と言われるほど栄養価が高いものですので、薄毛で悩んでいる方、生え際、M字、地肌が見えてきて困っている人は早速食べる育毛から始めてみるのをお薦めします。