パーマやカラーリングと育毛について

髪を染めてパーマ。
ヘアスタイルがばっちり決まると嬉しくなります。

確かに見た目は大事です。だから髪だけじゃなく美容整形で顔を美形に変えることも最近では当たり前に流行っているようです。

こんな記事もあります。


整形軍団に「アンタ誰?」 旅券と“別人”…上海空港で足止め2009年08月16日「アンタ誰!?」-。中国・上海の国際空港で、韓国で美容整形手術を受けた中国人女性23人がパスポートの顔写真と“別人”だったため、入国管理局で一時“足止め”となる騒動が起きた。15日までに中国の英字紙チャイナ・デーリーなどが伝えた。(出典元:サンケイスポーツ)


ただ、この記事に隠された根深い原因も社会根底にはあるようです。日本以外のアジア諸国では会社の面接に顔の良し悪しだけで採用を決める国もあります。(国内でもあるかもしれませんが)それは日本よりもずっと露骨。だから美の追求だけじゃなく「整形」して「生計」をたてるためにも必要らしいのです。「薄毛」だったりしたらもっと面倒らしく、中途半端な薄毛だとカツラをせざるをえないようです。しかしカツラも高価ですのでできれば髪が生えてほしい。

でもいったん薄毛になったらなかなか髪は戻ってくれません。かなり手こずります。場合によっては一生生えてこない可能性も高いです。実際はツルツル状態でも、適確な方法をすればほぼ99%生えてくるものなんですが髪は失ったらもう生えてこないと思っている方は意外と多いようです。 髪は、若いうちから大事にしなくちゃいけません。さて。カラーリングとパーマの話しに戻ります。結論から言いますと、育毛をしている方は少なくとも絶対にやめたほうが良いと思います。

毛染めやパーマをしてもらっているとき気がついたことはありませんか?
例えば、こんなこと。

○ 美容師さんはパーマ剤などを扱うとき必ずゴム手袋をする
○ パーマ剤が頭皮にかかったときヒリヒリした経験がある
○ 液の強い臭いがいつも気になる

そしてセットが終わったあとこんな経験はないでしょうか?

○ セット後、暫く、洗髪しているときや雨が降って髪が濡れたとき液の臭いが鼻につく
○ セット後、どうも体調が悪いように感じる

美容師さんがゴム手袋をすることから推測できるかもしれませんがパーマ剤などの液体は実は「猛毒」なんです。美容師さんも

「何となく分かっているけど指示どおりに扱えば大丈夫」

と、学校で教わっているというレベルでセット液が猛毒であることは教わらないようです。頭皮に悪く、育毛には最悪であるという認識は全くありません。

「除草剤」と「パーマ、カラー剤」の毒性比較をしてみましょう。「除草剤」は、500~1000倍に薄めた状態で700ccが致死量。一方、「パーマ剤カラー剤」の致死量は何とたったスプーン1杯。

わずか10ccにも満たない量が、700ccの除草剤と同じ毒性なのです。こんな液が頭皮にかかれば身体の具合が悪くなるのも当然といえます。頭皮から吸収された毒は一気に毛細血管に浸透します。そして全身の血液に流れていきます。この間、10分も掛かりません。そして合成界面活性剤も含まれていますのでどんどん身体の中に蓄積されてしまいます。

この毒出しは難しいので、肝臓障害などを起こす原因になります。そして、この毒性。ホームパーマやホームカラーの液体のほうが美容院の液剤よりもさらに強いんです。

そもそもパーマやカラーリングってどういう仕組みなんでしょう?

パーマのほうを見てみましょう。まず髪をロッドで巻きます。それから還元剤を含む液を塗ることで髪のシスチン結合を切ってしまいます。シスチン結合というのは分かりやすくいうと髪のコシを担っている物質のひとつです。髪はケラチンで構成されているのですがシスチンという物質が18%含まれています。このシスチンの原子同士がくっついてシスチン結合となるわけです。(専門的に言うと難しい話しになるので かなり端折った説明です)このシスチン結合、還元剤で切れてしまいます。そして酸化剤をつかうと再びつながります。この特性を利用してパーマ技術が発明されました。しかしここで使われる還元剤や酸化剤などが猛毒なんですね。

髪が一時的に痛むだけではなく、肝臓にも液剤に含まれた界面活性剤がシッカリはいりこみます。

こういう場合、真っ先に解毒してあげるのが育毛をしている方にとって重要なんです。

こうした問題に敏感な美容室では、少しでも解毒するために「シャハランメスリの業務用ローション」をシャンプーに混ぜ、カラーリングやパーマ後にお客様の頭皮に塗っています。