毛髪再生治療
人の印象は、見た目の90%で判断されるといいます。
見かけのよい人は得をします。
歴史的にみて人種差別が無くならないのも 根本には動物的な本能があるのでしょう。運悪く自身がマイナス面をもってしまった場合、 マイナスを補う努力を強いられます。
差別をする側に文句を言ってもキリがありません。
まずは自身がポジティブに動く。
修復するよう、改善できるよう積極的に動く。
それで何も変わらないようなら周りがおかしいと納得できるでしょう。
薄毛問題だけでなく、一般的な持病も就職、転職、仕事や友人、家族の人間関係も同じことです。世の中は不公平にできているとは言え、 私はつくずく思うことがあります。
自然界であっけなく天敵に食べられてしまう動物。
食用肉にされる動物、または短命の虫や害虫など。
そんな運命に生まれなくてよかったなと・・・。
いや、自身の人生がこんなんだったら
ほんとうにゾーッとします。
少なくとも運よく人間に生まれ、さらにそれなりの楽しみを享受できる国に生まれた ことだけでも幸せなんじゃないか。そう思うのです。
そう考えたら、今日は抜け毛が5本多い!
ということだけで深刻に悩まないよう気を強くもって頑張りましょう。
さて、2010年の話しになりますが、米国の医師が、外科的な措置により毛包の再生に成功しています。外傷治療を目的としていた粉を髪の成長が止まった部位に使用してみたところ新しい毛包の再生に成功しています。
開発者はニューヨークとシャーロットの外科医と研究者Gary Hitzig医師とJerry Cooley医師の2人。アメリカ食品医薬品局(FDA)から承認を受けている外傷治療に用いる粉『MatriStem MicroMatrix』を使うことで初めて毛髪再生に成功したのです。
ツルツルで毛包がない状態の頭皮に新たな毛包を作り出せたことは非常に革新的な成果です。『MatriStem MicroMatrix』は、損傷した組織の治癒や成長を促進させるパウダーで、販売しているのは再生医療の開発企業であるACell社。
パウダーは本来、糖尿病による足の壊疽や静脈性潰瘍、床擦れ、重度の怪我、第二度熱傷、手術部位の治癒に開発されたそうですが、髪の再生を助けることが証明され毛髪再生医療を含めた広い分野の治療に有用だと期待されてる、植毛を進化させた「毛髪培養」。
課題は、毛乳頭細胞を継代培養をするうちに毛包を作り出す能力を失ってしまうこととされています。ですから培養後も、特に前髪などはDHT(ジヒドロテストステロン)の影響を受け、しばらくすると抜けやすくなります。
現在の最大の課題は、毛乳頭細胞を継代培養をするうちに自ら毛包を作り出す能力を失ってしまうことだそうです。
現在にいたってもこの画期的な発見でも薄毛因子の前では根絶できない深刻な問題があります。
ですからDHTの影響を受けにくい後頭部の毛髪を前髪に移植するのが現段階では一番有効な解決策なのですが、植毛は痛みも費用も維持費も大きいのが最大の問題なのですね。