解決法だけ知ってもすぐに忘れてしまいます。

育毛の達人
発毛診断士の佐野です。

今日は「髪の成り立ち」などについて
述べてみたいと思います。

しかし・・・・

いまさら髪の成り立ちといっても

「そんなことより、どうやったら改善が早くなるのかだけを知りたい」

という声が聞こえてきそうですが
少し我慢してください。

先に解決論を述べるのは
簡単なのですが、性急に方法論だけ
述べたところで、これまでしっかりと
実践する方は本当に少ないのです。

なぜなら動機づけが無いから。

【どうしてその解決法が必要になるのか?】

髪について理解を深め、薄毛や
抜け毛のトラブルになる原因。

そのプロセスを知らないと
いくら解決法を述べたところで
その重要性をしっかりと飲み込んで
もらえなくなるのです。

「生活で、ここを変えるのが良いと
 言われたけど、なぜ重要なのか
 分からない。
 面倒だから自分流でやろう。」

こうなってしまうことが多いのです。

なので、結論、解決論から述べるのではなく
順を追っていきたいと思います。

■髪の成り立ち

前回、髪は皮膚と同じだとお伝えしました。

髪は毛根(毛乳頭)の活発な
細胞分裂により生まれます。

この毛根の数ですが、火傷をして毛根を
失わない限り、生涯同じ毛根の数は
変わりません。

基本、毛根自体は、人が生まれてから
土にかえるまで、生涯活動を続けます。

そして毛根が元気のないときには
髪の生産量が減ります。

そして皮膚の表面に顔を出してくる
ような、太くて強い髪を生むことが
できなくなります。

日本人の平均的な髪は、一日あたり
0.35mm成長します。

一か月だと1cm成長する計算です。

このとき髪の元となる細胞が
どれくらい必要になるかと言いますと
一本、一日あたり「9,600-11,000個」もの
細胞が必要とされます。

平均的な人の髪が10万本あると
言われていますので、実に10億個前後の
細胞分裂が必要になるという訳です。

どれだけ身体のパワーとエネルギーが
必要になるかお分かりになると思います。

ここで、髪という限られた箇所だけみて
成長を促そうと思っても力不足です。

だから薄毛や抜け毛の対処には
身体の状態、そのものを見つめなおす
ことが重要になってくるのです。

次回に続きます。