薄毛を笑いのネタにする風潮

昔、新聞を読んでいたらこんな記事が目をひきました。
前橋市の小学校で「頭髪が薄いことを嘲笑した歌」が校内放送で流されたそうです。
これに怒った40代の男性教諭が、その歌を流したことに加担した児童28人に土下座させたことが社会問題となりました。その後、校長と教諭は各児童の家庭を謝罪に廻ったというものです。
教諭の持論は

「人の体つきを笑うのはよくないということを教えたかった」

ということです。
これは賛同できます。
しかし
「誠意をもって謝るには土下座という方法がある」
これは今時分の風潮としては確かにちょっと判断しにくいですが・・・まぁ、私が小学校の時代やもっと前なら
ビンタとかゲンコツを喰らっても当たり前だったろうなぁ、と思いました。
教諭なら土下座よりも、謝罪文を書く練習を児童にさせればよかったのに、と個人的には思います。
しかし娯楽番組の中には、外見を笑いのネタにするような過激なものが少なくないですよね。日本に初めて来る欧米の人達は、日本の街の発達ぶりに大いに驚くようです。
でも一方で長く暮らす人は娯楽番組には、明らかにいじめを増徴するような内容なものが多いので評価が下がるらしいです。われわれ日本人がそうした番組をみても、ときどき眉をしかめるようなネタで笑いを取ろうとするタレントがいます。少し前には、原爆被害を笑いのネタにしたことが暴露され炎上したお笑いタレントがいました。これは人としても完全に終わっていると思います。
笑いさえとれればよいという番組も小学生に悪影響を及ぼしているのかもしれません。