リバイブヘアー誕生物語【3】

リバイブヘアー3代目であるヘアーエキスパート。

なぜ「改」バージョンから、さらにバージョンアップしようと考えたのか?
それは従来品の価格が高過ぎると思ったからです。

従来品は優れた育毛サプリメントだったと思います。
しかし問題がありました。それは価格です。従来品の価格は一か月分で実に11,500円の価格がつけられていました。もちろん成分、品質から考えますと、それに値する内容だったのですが、現実問題として、薄毛回復のためには続けられなければ意味が薄れる、と考えたのが改良品を出すきっかけでした。

私自身ももともと薄毛体質です。放置しておくと薄毛が進むのです。 ですから、「自分自身も健康な髪を維持し続けたい」という思いも強かったのです。

できるだけ手が届きやすく、しかし品質には妥協しない髪の健康維持を実感できるサプリメントがどうしても欲しい!

そこで、何とか普及価格にできないものか、可能な限りの努力を重ねて提供者側と交渉努力をしてきました。
しかしオリジナル品を製造する工場とは、不条理な超えられない業界の壁に直面したため断念いたしました。

「何とか代替品になるような育毛用補助サプリメントがないものか?」
シルク粉末商品に関しては、従来品にとって代わるものとなるものを数限りなく検証をし、安価なものも多数検証してきました。しかしそれら全ては原産国が信用ならない国で製造され、品質に疑問が出てくるもの、また効果が感じられないものばかりでした。

最終的に半年後、別の工場関係者と打ち合わせをしていたときに「シルク粉末」という話しから国内産の高級シルクアミノ酸の権威である宮澤先生と交流があったことが判明しました。その後、話しがとんとん拍子で進み、関係者の全面的協力を得られたことで高い効能が期待できる国内産の最高級シルクアミノ微粉末を原料に、従来品の性能を維持しながらより安価なサプリメントを開発することができました。

開発は当初、シルクパウダーが主役で進む予定でしたが、宮澤先生や育毛剤開発者である博士との話し合いの末、ある成分を合体させ、より効能を得られやすいものにしようという話しに発展しました。

高品質の国内産シルク粉末とタモギタケを合体させた ヘアーエキスパートは、いわゆるハイブリッドのサプリメントでした。

博士が研究と実験で、ミノキシジルよりも高い効果があることを見出した成分「タモギタケ粉末」。
このタモギタケ粉末国内産高級シルクアミノ酸を合体させた、ハイブリッドタイプのサプリメントの開発
がスタートしました。

比較参考写真


初期バージョン
【主要成分:シルクパウダー21.7mg】
◆旧取扱価格11,500円(60粒)



【改】バージョン
【主要成分:シルクパウダー21.7mg】
◆旧取扱価格11,500円(60粒)

ヘアーエキスパート
ヘアーエキスパート
【タモギタケ167mg
シルクパウダー20mg】
◆販売価格8,600円(90粒)

タモギタケは毛乳頭細胞を増加させる作用が実験で認められています。


シルク微粉末

使用しているシルクアミノ酸粉末は日本国内で管理生産されている蚕から抽出された原料のみを使用しています。

ただし基になる蚕自体は、優秀な日本種と優秀な中国種の原種を掛け合わせ、「F1ハイブリッド品種」と呼ばれます。ハイブリッド品種とは、両方の親の質の良い部分のみを交配させてできた品種です。

日本種のオスと中国種のメスを掛け合わせたり日本種のメスと中国種のオスを掛け合わせ、親がもつ質の良いDNA部分だけを取り入れた贅沢なハイブリッド品種です。


良い原種の蚕は一化性と言われ、年一回しか孵化(ふか)しません。
とても希少な蚕です。


ヘアーエキスパート

 

【高級日本種マユ 】

【高級中国種マユ 】

【ハイブリッドシルク】


両方の良いところのみを掛け合わせた品種で、形は卵形。真ん中が少し凹んだ形となります。


品質が悪いマユ

安くて色々なシルク粉末サプリメントを見かけることがあります。しかし、これらの原料となる蚕は多化性シルク粉末と言われており、餌となる桑の葉があれば一年に何回も孵化(ふか)します。

しかしマユ自体は良質ではなく、効果も全く期待できないのです・・・。

ニセモノのマユ

これは中国を初めとする東南アジア等で多くあるマユです。普通のマユが白色なのに、黄色であることが特徴です。 東南アジアでは蚕の中身を食用としており、外の殻(から)の部分は廃棄されております。

そこに目をつけた悪質業者がタダ同然のマユの殻だけを利用しシルクアミノ製品として販売しているそうです。 実際あまりに安価な製品はこうした原料がベースになっていますので注意が必要です。【安かろう悪かろう】の典型です。

ヘアーエキスパートの原料はこの多化性の繭は一切使用せず、一化性のマユのみを100%原料として使用しました。さらに、一化性と一化性をかけあわせたハイブリッド種の為、品種レベルは最高級のものとなります。

また、このハイブリッド種は五齢三齢と呼ばれます。 通常は孵化(ふか)した蚕は4回脱皮を繰り返して ふ化してから1ヶ月で1万倍の大きさの約4グラムの大きさに成長し、そこでシルク原料となりますが、ヘアーエキスパートに使用されているシルク原料は、4回脱皮する中の3回目の脱皮の時に収穫します。

どうして3齢(3回目の脱皮)の時に収穫するのか?
まず、5齢(5回目の脱皮)まで成長した蚕は酸性が強くなります。
その前の2齢(2回目の脱皮)の段階では、アルカリ性が強いのです。

ですから、中性の時の蚕が一番良い品質という事で3齢の蚕を使用しています。この五齢三齢の品種のシルクは最高品種で宮澤先生の製造指導のもとに製造されています。

蚕業界では幻のシルクと言われるほどの品質で、一般に宮内庁に納められるシルクと同品質以上のものとなります。


蚕を育てる桑

蚕が糸を吐き出す時は、二つの物質を吐き出しながら、そららが合わさって「糸」となります。これはその 手書きの断面図ですが、一つは「フィブロイン」という物質で、もう一つは「セリシン」という物質です。

割合は「フィブロイン」が75パーセント、「セリシン」が25パーセントとなります。一般的にシルク原料の化粧品はこの「セリシン」を製造で煮出した時に溶けたモノを化粧品に原料として使っています。

「セリシン」は肌には効果的ですが、最近は中国製等が多いようです。ヘアーエキスパートでは、体内に最も効果的な「フィブロイン」を多く含むカイコを使用しています。

製造で難しいのは、この「フィブロイン」と「セリシン」を、加工中にキチンと分離させる事です。「セリシン」は非常に固まりやすい性質をもった物質なので、 シッカリと分離させないと固まってしまいますので、この製造過程が苦労する点です。

また、カイコの餌になる「桑」にもこだわりがあります。蚕は桑の葉のみを食べる為、桑の葉の栄養をそのまま吸収します。現在では、この桑の葉が血圧降下剤や糖尿病の治療等で注目されていますが、宮澤先生いわく、 「桑」の葉をあげさえすれば良いというものではなく、食べさせる桑の葉の部位によっても、カイコの性質が全然違ってくるそうです。

「桑の葉」の先端を最大光葉とすると、大体中間位の芽が出た「桑の葉」が一番に良質らしく宮澤先生は、この「桑の葉」の芽の色によって判断して一番良質な桑のみを与えています。

古い桑の葉は濃い茶色となりますが 古い桑の葉は一切あたえず良質な桑の葉のみで育てあげられ、最高品質のハイブリッドシルクが完成します。

画像は「ふ化」した直後のカイコが桑の葉を食べている写真です。

ふ化直後のカイコはタイミングが悪いと見られないのですが、今回、訪問時期があい、ふ化直後のカイコに対面することができました。

カイコは桑の葉を与えるとすぐに寄ってきて、ずっと食べています。この「桑の葉」も最高品質の桑の葉です。この段階で蚕はすでに糸をはいていました。

ヘアーエキスパートは「シルク微粉末」だけが主成分ではありません。タモギタケ成分とシルク微粉末の両方の相乗効果を合わせて、身体の臓器や髪、血液に働きかけます。

 

 
ヘアーエキスパート

次に実現したのは、中間業者の完全排除です。旧取扱製品の場合、エステ業界にも卸されているために、業界のカラクリがあり、最終的に販売できる状態になるまでには、かなりの中間マージンが取られてしまいます。

ヘアーエキスパートの成分であるタモギタケ粉末は、本来、高級シルク微粉末よりも高額になります。しかし育毛の達人は工場と協力し、中間業者を完全排除し業界向けの中間マージンを取り除くことで工場直送価格を実現しました。

このため、より高級品質なものを、より安い価格で提供することが可能になりました。ただ本来育毛の達人が考えていたよりも価格は高額でありました。

これはまずひとつに、今回使用するタモギタケをを粉砕する工程で、予定より30パーセント以上もコストロスがかかってしまったことが原因です。 最初に製造するにあたっては避けにくいことなのですが、タモギタケの原料は最初の粉砕作業がとても大変で、その為にどうしても原料ロスが避けられません。

それに加え、製品の滅菌処理を完全にする事を徹底していたため、本来の滅菌処理工程が、もう一つ増えてしまったことが原因です。 ただ旧取扱製品より安い価格にできたことで目標はひとつ達成できたと思います。

製造を委託する工場の選定には苦労をしました。原料は国内産の高級品ですので、最低でもISO9001をクリアしている品質管理と安全は確保した確実な工場で製造先を選定しました。


撮影禁止なのですが、製造依頼元であり、また従業員の交代休憩時間中ということで特別に撮影許可を頂きました。 このため写真ではワーカーの方達の数がまばらですが、実際の稼動時にはもっとワーカーの方達が多く作業をしています。


品質管理は何重にもされています。「 1ルーム=1マシーン 」を徹底しており、隣の製品の匂いや異物の混入を防ぐ為に一つ一つの部屋がワンルームマンションの様に区切られています。


そして工程が終わるごとに、天井、壁、床を全て洗浄してから次の工程に移るため、他の商品との匂いや異物を完全に防ぐことができています。この機械は「流動層造粒機」といって原料の顆粒を飲みやすくソフトにする工程の機械です。こちらの装置で造粒から乾燥まで連続して行う事ができます。ナミーノヘアーと同じく、スプレードライ方式の装置です。


この装置は、成分を詰めたカプセルのチェック、重量チェック、金属探知機により金属等の異物混入がないかなどを、二名の検査員が一つ一つチェックします。


この装置はドイツのBosch社の精密機械です。
この機械でカプセルに充填します。
 

ここは試作室です。よりよい配合比率にし供給出来るように試作に試作を重ねます。錠剤が良いのか、顆粒が良いか、カプセルタイプが良いかなど、研究され試作配合されます。良い試作品が出来ても製品完成時に良くない商品になる事もあります。その防止の為に厳しいチェックで試作品が造られます。ヘアーエキスパートの場合は、カプセルタイプが一番吸収率が良いことが分かりました。


この品質管理室では、雑菌混入が無いか等の細かな検査や、カプセルや錠剤が胃で溶けやすくするのか、もしくは腸でカプセルが溶けやすくするのかなどの検査、また安全でかつ高品質な製品にする為に内容成分の分析まで行います。高温多湿の環境下での加速試験も行います。品質管理や試験データ等、万全の配慮で品質管理されます。


そして、ここでは品質管理で合格した製品が箱やパッケージに入れられて商品となります。ここでは最低2回のクリーンルームで消毒殺菌されています。クリーンルームで4回の消毒殺菌を行う場合もあります。