■ 育毛の達人の不定期通信
育毛の達人
発毛診断士の佐野です。
私のマイブームのひとつに
マジック(手品)があります(笑)。
といっても
人前で見せるのが
目的ではありません。
(下手なのもありますが)
むしろ、いわゆる不思議現象の
メカニズムをどうしても知りたい
という(ちょっと幼稚な)欲求なのです。
いわゆるコレクターなのでしょう。
山になるほど買い集めたことも
あります。
そしてトリックのタネを知ったときの
気持ち。
これは大きく二つに分かれます。
※1つ目
「すごい!
よく考えられている!」
※2つ目)
「これ、人前で演じるのは無理
演出が誇大広告、ガッカリ・・」
<警告>
ここから先、本文を読む方は
ご注意下さい。
育毛商品も、裏事情を知ったら
この2つ目の気持ちになって
しまうと思います。
■知ったら愕然とする
育毛商品の製造原価
私は職業柄、欧米の育毛商品市場を
年に数回視察に行きます。
そこで痛切に思うこと。
それは・・・
「日本人は欧米人ほど
本当の商品品質について
真剣に見抜ける人がとても少ない」
ということです。
欧米人は商品に対して
とてもシビアに品質をみます。
皆さん、育毛商品の原価って
考えたことはありますか?
およそ幾らくらいだと思います?
例えば○○市場でランキング
トップの育毛剤や育毛サプリ、
シャンプー。
仮に販売価格が1万円としましょう。
「原価?そうだね~。
低くても5千円くらい?」
と思った方は幸せです。
売れている商品というのは
ほぼ間違いなく「10%」
程度が原価というのが常識です。
1万円で買った育毛剤の原価が
たったの千円?
「信じられない!」
「ウソ?!」
いやいやこれだけで
驚くのは早すぎます。
原価率は実に「5%」。
こんな販売会社もあります。
例えばあの商品。
○○○
○○○○○○○
・・・・
さすがに出せません。
先の例でいえば
原価はたったの500円のものを
消費者はありがたがって
1万円出して買っているのです。
どうして売れている商品ほど
これほど原価率が低いのでしょう?
これはいわゆる経済法則にも
共通しますが
原価率が低ければ
広告費用を、わんさかと
かけられるのです。
そして利益も取れるのです。
・売るためには広告費をかける
そして
・ウソでもなんでもつくられた
評判やお客様の声で消費者の
興味をひきつける
郵便でチラシを送りつけられて
信憑性の分からない宣伝に
惹きつけられてしまったことは
ないですか?
髪のトラブルや抜け毛、薄毛で
悩んでいる人の心の隙につけいる
広告は容易です。
さすがに名前は出せませんが
ランキングトップ3にはいっている
商品。
あちこちのサイトでもてはやされ
アフィリエイトされている商品。
評判が良い商品。
これらの製品原価は
ほぼ間違いなく市価の5-10%です。
育毛の達人は各所の工場関係者とも
精通していますので何が行われて
いるのか、全て把握しています。
原価を落とせる仕組みは
同じ成分を使っていても
使用量を微量にすれば安く
できてしまうからです。
あの成分、この成分も
使ってます!
と宣伝していても、実際に
はいっているのはごくごく
微量。気持ち程度。
効果がでるとか実感できるとか
言えるレベルではありません。
無いのと同じです(笑)
育毛の達人の商品は
同等成分を入れていますが
効果が出ると期待できる
分量まで引き上げています。
こんなことしてたら広告費を
出せないのは当たり前。
以前「ト○美ちゃん」という
ダイエットサプリが流行ったのを
覚えていらっしゃいますか?
全く痩身効果が無いのに
誇大広告で消費者庁から
再発防止命令が出されました。
でも、これって本当に
氷山の一角なんですね。
今でも偽りの広告で
消費者のイマジネーションを
かきたてて儲けることだけを
中心に販売されている商品は
あちこちにあります。
「ト○美ちゃん」の社長も
命令が出された後でも
さんざん稼ぎまくった後なので
涼しい顔です。
そうした日本人のランキングや
売れ筋に流されやすい特徴と
比較してみますと
欧米市場は、日本のような
広告やあおりにつられて購入する
消費者は少ないようです。
基本、欧米の消費者は自己防衛
本能が強く、流行などには
流されない方が多いようです。
まず商品の原価率や成分品質などを
想定し、広告の嘘やランキングの
トリックなどを考慮にいれてから
購入を決定するようです。
しかし日本市場では
本当は効能や実感のへったくれも
ないような商品、いわゆる
偽薬効果(プラシーボ効果)だけの
商品ほど、面白いようにポンポン
売れているようです。
「みんなが効果あると言ってるから
効果あるみたい・・な気がする。
とりあえずしばらく使ってみる」
そんな人が多いです。
で、結局、効果を感じられなくて
育毛の達人に流れ着いてくる。
こんなパターンの方が本当に多い。
でも、その頃には疑心暗鬼に
なっている方が多いので
非常に会話しづらいというのが
個人的な悩みではあります。
今の育毛業界は、そんなやり方で
やらないと全く儲からない構図に
なっているのですね。
ちなみに育毛の達人開発の
育毛商品で原価率が10%というのは
存在しません。
個人的には
「あ・り・え・な・い」
と思っています。
実は「1%」(笑)・・・
というのは冗談です。
どんなに低くても50%を下る
ことはありません。
80%という商品もあります。
それだけ成分や品質に絶対的な
自信があっても、なかなか人の目に
触れることはありません。
なぜなら広告費用をかけられないから(爆)
しかし海外のアジア圏や欧米圏の
お客様からは本当に多くの注文を
頂きます。
どうやって成分とか
調べているんだろう?
と感心さえします。
育毛の達人商品を使われる方は
決まった方が長く使われていますが
育毛を始めたばかりの方は
本当に寄ってこないですね(汗)
皆さん広告だけで判断されて
いるんでしょう。
仕方ありません。
一度、コンサルタントの方とお話し
する機会があり、少し悩みを聞いて
もらったらこんな言葉が・・・
「いまのように高品質を求めて
いたら絶対に売れません。
高品質を売りにしている会社で
売れている会社を見たことは
一度もありません。
まずは徹底的に原価を落とす。
品質、実感など追及しちゃダメです。
力を入れるのは広告と宣伝費!
いかにも実感がある高級品と
イメージさせるような商品にして
売らないとダメです。
いま売れている育毛商品は
効かなくて当たり前のもの
ばかりです。
そんなものを宣伝だけで
売れるようにするから
プロなんです。
消費者に夢を売るのが仕事。
効果が無くていいのです。」
全て実話です。
育毛商品だけでなく、美容商品も
同じだそうです。
消費者の立場である皆さんは
育毛業界の現状をどう思われますか?
たたけばホコリがたくさん
出てくる業界です。
■育毛の達人著
「最後に読む育毛の本」
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